手術室のご案内
当院では、手術を受けられる患者さまやご家族さまの不安を軽減し、安全で安心な手術を受けて頂けるように努めています。
手術室は2階西側にあり、年間の手術件数は約50件です。
当院では、体に負担の少ない内視鏡手術(腹腔鏡手術)も行っています。
詳しくは、下記をご覧ください。
内視鏡手術(腹腔鏡手術)について
内視鏡手術(腹腔鏡手術)とは、お腹の中(腹腔)を観察する内視鏡(腹腔鏡)を使って行う手術のことです。
お腹の中にはスペースがあまり無いため、二酸化炭素ガスなどでお腹を膨らませてスペースを作り、腹部に3~10mm程度の穴を3~4ヶ所ほど開け、そこからカメラや腹腔鏡手術用の道具を入れ、テレビモニターを見ながら行います。
内視鏡手術(腹腔鏡手術)は、傷が小さく、痛みも軽いため、体にかかる負担の少ない手術と言えます。
また内視鏡手術(腹腔鏡手術)にも、従来の手術(開腹手術)と比べてメリット・デメリットがあります。
下記にメリット・デメリットをあげているので、手術方法を選ぶ際の参考にしてください。
内視鏡手術(腹腔鏡手術)のメリット
- 傷が小さいため目立ちにくい。
- 傷が小さいため、美容に優れ、また術後の痛みが軽い。
- 胃や腸などに直接触れないため、胃腸の動きの回復が早く、腸が癒着しにくくなるため、腸閉塞が起こりにくい。
- 体への負担が少なく、短期間の入院での手術が可能になる。
- 丁寧な操作によって、出血量も少なくなる。
内視鏡手術(腹腔鏡手術)のデメリット
- テレビモニターを見ながら行う手術のため、高度な技術を必要とし、開腹手術よりも手術時間が長くなりやすい。
- 肉眼で見るより視野が小さいため、技術的に難しく、大出血が起こった場合に止血に時間がかかることがある。
- 二酸化炭素ガスが血管内に入って、肺の血管に詰まるガス塞栓が起こることがある。
- 血管の損傷や他の臓器の損傷などにより、開腹手術に転換する必要が生じることがある。
※手術方法の選択は、メリット・デメリットをよく比較検討し、主治医と相談の上、納得できる方法を選ばれることをお薦めします。
※内視鏡手術をご希望の患者さまでも、病気の内容や容体等によっては、内視鏡手術が出来ない場合もございます。